台詞

「こんにちは。体はどこも悪くないんですけれど、単純に生きる希望が持てなくて何もやる気力が湧きません。以前はあったんですが…原因もわかりません。初めは何かがきっかけで歪が大きくなっていったんでしょうけど、今や何が不満だったのかも思い出せません。特別な出来事とかあったわけではないです。感情を出すのも疲れたからほとんど感情を忘れてしまいました。以前はあったんですが……何が辛いことだったのかも思い出せません。楽しかったこともあったはずなんですけどどんどん忘れていきます。こうして人と話すと普通に話せます。この瞬間だけは無理してるわけでもないです。でも一人になった途端何もかも忘れてしまうのです。気力もなくなります。だから自分一人にしか原因を求められなくなってますますふさぎ込んでしまいます。単に甘えているわけではないだろうというのは自分でもなんとなくわかります。何かしらの病気なのか、あるいは病気と診断されなくても別にいいんです。名前をもらえたら楽になるものなんですかね。最近は言葉が出なくなったり言葉が読み取れなくなってきているような気がします。気のせいかもしれませんが。今は話しているので大丈夫でも帰ると元に戻る気がします。いつでも自殺できそうな気がしたので来てみました。」