#生きる練習

日常系ゆるふわ思い付きブログ

それしかないんだよ

自分が他者に対して何かができるという傲慢な思い込み、倒錯。男性性に刻印されたヒロイズムの精神。問題はその先行性。他者の視点を度外視した妄想と先走りの押し付け。では何ができるのか。何もできない。能動的には。そうではなくて自己も他者もアイデンティティの提示が先行して然るべき。なぜできないのか。アイデンティティの内なる部分、影の部分、無意識、おぞましき人間性を認められないから、露見させる恐怖による。しかし全員が持っているものだということを忘れてはいけない。誰しもがこれと向き合いながら他者と関係しているはずである。承認論は卒業してこれと向き合わねばならない。当然だが、承認論は加害者意識と被害者意識の倒錯、甘えであることに立ち返って、自己を正面から見つめ直さねばならない。嫌われて理解してそれでも嫌われてもそれは自己と、自己の鏡たる他者と、他者そのものと、向き合った結果ならば関係せずに承認論をこねくり回すよりも幾分かましだ。おぞましくとも。そして嫌われないようにアイデンティティに向き合うことを避けて行動するよりも、嫌われたとしてもその後の行動こそが一番大切になる時もある。そういうことだ。例えば親密圏の誤認をしたとしても。