首締めセックスしか気持ちよくない。
高層ビルの合間の峡谷をすり抜けて何千キロの道のりを辿ってきただろうか。ずっと繰り返している。虚しく感じられる24時間表示が惜しげもなく夜を営んでいる。そしてまだこの季節の風は肌にまとわりついてくる。微かに明るい北の空に光る衛星はこの街を飲み込むつもりじゃないだろうな…
知識が増えるほど、悲しみを乗り越えるほど、諦めの気持ちを抱く回数を重ねるほど、目の前の池で泳ぐ鴨が食用か食用じゃないかでしか判断できなくなる。痛みを感じるほど慣れていくけど、相変わらず蝉の声はうるさいけど、お前ごときが、統計的価値観ごときが、この制約を無かったことにでもできると思ったのだろうか 。
一度くらいは東の海に沈む無人島に入りたかった。カフェイン
君の指は水風呂よりは温かいけど、道端に転がったミカンの皮みたいな色をしてるけど、あとはこの姿見が作られた理由を考えるだけの余白がなかっただけだろうね。
君の幸せを願うことは君を呪い続けること。その逆は存在しない。生きている限り全ての関係性は呪い。離れないんだよ。ふざけんな。
Noise like bee.
肉体を持たないこの命は何度だって繰り返すことができる。いつも制約しか存在しない。いつも覚悟が足りないんだ。わかるか?
この砂時計が静まるまで。この火が消えるまで。この街が光を落とすまで。この雲がなくなるまで。この痛みを忘れるまで。ずっと私は私のためにだけ私である。
いつもいつもいつもいつもいつも。この歌のこと忘れてた。VOID
お前なんかに何ができる?
言語に縛られた離散化された陳腐な感情、陳腐な表現しかできないお前なんかが。
誰かを殺すことなんてできないお前なんかが。
生きている自分の言葉だけが自分を傷つける。
大した思想もないくせに無闇に増殖する触れ合いだけ求める家畜
だから首締めセックスしか気持ちよくないんだと思う。