DOUBLE
昨日のあたしにさようなら
憶えてなんかいないけど
憶えてなんかいてくれないけど
終わりはいつも突然で
あなたに会う時偶然で
予想なんかしていなかった
わかりたいなんて思ってないから
好かれたいなんておもってないから
ずっと好きでいさせて
少しおかしいわたしのために
あなたの写真は
冷めたパスタの味がした
雲に隠れた三日月が笑ってる
明日にはもう
こんな気持ちも思い出せないのさ
クソな性格も駄目な身体も
知っている分愛せていたのに
形を作ったあなたたちがいたから
傷つけることしかできずに
それでもよかった
加害者として妄想して
それでもあなたのことはわからない
神様になったつもりでも
人の心を深めたつもりでも
君の言葉はボールペンの先より痛かった
水風船も割れない針先だけど
肌を突き破るのには十分だった
あなたの夢で会いたかった
出会った順に愛していただけ